支部長挨拶
令和4年5月13日に、一般社団法人日本消化器内視鏡学会北陸支部の支部長を拝命し2年が経過いたしました。会員の先生方をはじめご関係の皆様には、平素より大変お世話になっております。
北陸支部は、昭和35年9月25日の「胃カメラ学会第1回北陸地方会」を始まりとする歴史ある支部で、初代支部長は金沢大学第一内科の谷野富有夫教授、第2代支部長は金沢大学第一内科の竹内重五郎教授、第3代支部長は金沢大学第一内科の服部信教授がそれぞれ務められております。第4代支部長は金沢大学がん研究所外科の磨伊正義教授が務められ、第57回総会を金沢市で開催されております。第5代支部長は富山医科薬科大学(現富山大学医学部)の田中三千雄教授が務められ、第72回総会を札幌市で開催されております。また、平成21年には支部創立50周年を迎えております。第6代支部長は市立敦賀病院病院長の米島學先生が務められ、平成24年には第100回の支部例会を行っております。第7代支部長は令和元年5月から金沢大学消化器内科の金子周一教授が務められております。
北陸支部は会員数が987名(男性884人、女性103人;令和6年2月現在)と最も小さい支部ですが、会員数あたりの専門医・指導医の割合が各支部の中で最も高く、質の高い内視鏡診療を提供できていると自負しております。また支部独自の取り組みとして、支部所属の多機関による共同研究を行い論文や総会での主題発表として発信しています。さらに現在は新型コロナ禍を経て、支部評議員会をハイブリッド開催とし、支部例会の抄録集はPDF化することで、電子化による利便性を図っています。女性医師に対しては、積極的な学会活動への参加を促して支部女性内視鏡医の会が成果を挙げています。
内視鏡医療のレベル向上、若手内視鏡医の育成、市民への啓発など、これまでの支部の活動を引き継ぎ、尽力して参る所存でございます。支部の運営に関しまして、引き続き皆様のお力添えを頂戴できればと存じます。今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。
令和6年6月
一般社団法人日本消化器内視鏡学会
北陸支部 支部長
中本 安成(福井大学学術研究院医学系部門内科学(2)分野 教授)